昨今ビジネスハブとして急速に成長するドバイ。出張で訪問される方も随分増加していると思います。

ドバイは国際都市であると同時にイスラム圏でもあり、出張経験の豊富な方でも他国とは勝手が異なる場合もあります。今回、ドバイ生活経験のあるBushraさんに、日本人出張者が注意すべきトラブルをまとめて頂きました。ご参考になれば幸いです。

1.交通について

現地で交通手段を自己手配する必要がある方は、タクシーを手配することになります。ドバイは車社会のため、たとえ距離が短くても車じゃないと行けないアクセスになっていたり、また夏は酷暑で屋外を5分も歩けなかったりすることから、基本的にはタクシー移動をされることになります。

タクシー運転手の中には、住人ではない出張者だとわかると、わざと遠回りする人がよくいます。対策として、自分の携帯でGoogle MAPを開きながら乗ると、牽制の効果があります。

いっそのこと配車アプリのUBERやCareemを使う、というのも大変オススメです。ドバイのUBERは、通常クラスでレクサスが配車され、大変快適です。

メトロに乗る場合は、男性は女性専用車に間違って乗らないこと(日本より数倍厳しい目で見られます。罰金有)、車内で飲食をしないこと(こちらも罰金有り)、に気をつけてください。

2.アルコールについて

ドバイは国際都市である以前に、イスラム教の都市であることを、私たちは忘れてはいけません。外食で酒類提供がされるのは基本的にホテル内にある限られたレストランのみ。販売店も限られていて、且つ、リカーライセンスと呼ばれる酒類購入ライセンスを保有する人しか購入することができません。よって、出張者や旅行者の皆様は、ドバイ到着時に空港の免税店に立ち寄り、自分が飲みたい分のビールやワインを購入してくるのがオススメです。

このような街で、公共の場で飲酒したり、泥酔したりすることはご法度。泥酔して街を歩いていたら、最悪の場合逮捕されてしまいます。日本人社会のお付き合いなどもあるかと思いますが、ドバイは日本ではないことを肝に命じ、節度ある行動をとるようにしましょう。

 3.ラマダン月について

ドバイで最もイスラム教を感じるのがラマダン月ではないでしょうか。断食月であるラマダン月は、イスラム教徒の方々は日中の飲食を断ちます。ただし、外国人居住者が大多数を占めるドバイでは、多くの飲食店がカーテンを閉めるなどの対策をした上で日中も営業しているため、飲み食いに困ることはありません。しかし、人目につく場所で飲食をすることは、イスラムに対する侮辱となりますので、やってはいけません。

ラマダン月は不便だと感じられるかもしれませんが、実はこの期間は各ホテルが競い合って、イフタールと呼ばれる豪華な夕食メニューをお得に展開していたり、セールがあったりと、異教徒にとっても楽しめる側面があることを付け加えておきます。

 4.ビザ

日本人の場合、UAEにはビザなし(アライバルの観光ビザ)で30日間滞在することができます。ただし、UAEを複数回出入りする人は要注意!実はこの観光ビザはマルチプルビザ。簡単にご説明しますと、30日という期間は、出国によってリセットされません。例えば、UAEに5日滞在した後に出国、数日後にまたUAEに帰ってきたら、残日数は25日です。30日ではありません。

日本からの出張者の皆様におかれましては、近隣の湾岸諸国をまとめて訪問するためにUAEを出たり入ったりすることが多々あるかと思います。そのような場合には、うっかり滞在可能日数をオーバーすることがないよう、是非この点に注意してください。

筆者はこの制度を知らず、出入国のたびに30日が毎回付与されると思っており、オーバーステイしてしまったことがあります。幸い僅か数日分しかオーバーしておらず、空港で罰金を支払って事なきを得ましたが、空港警察のオフィスのドアを叩くのは二度としたくない経験です。

尚、このような制度は急に変わることがありますので、詳しくは、在ドバイ日本国領事館Webサイトなどで最新情報を確認しましょう。

在ドバイ日本国領事館 http://www.dubai.uae.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

 5.夜のお店と男女交際

夕食の後はちょっと夜のお店に行くのが楽しみ・・・という男性出張者さん。敢えて触れますと、イスラム教の国であるドバイでも、表立ってはありませんが、そのようなビジネスは存在します。車の窓にはセクシーな女性の写真が載ったマッサージ店のカードがたくさん差し込まれますし、少しネット検索するだけでも、女性が待機するバーなどが見つかるかと思います。

ただし、ここはイスラム教の国。どうか慎重にお願いします。本来イスラム教では婚前交渉がNGなので、逮捕や、最悪の場合勤務先企業に打撃を与えます。ここで詳細を書くことはいたしませんが、トラブルにならないように慎重に行動してください。

筆者は女性ですが、丈の短いスカートでホテルに入っていくだけで、風俗嬢だと思われたらしく、誰の部屋を尋ねるつもりなのか問い詰められたことが何度もあります。そのくらい慎重な国です。

一昨年は、日本人の未婚のカップルが、ビーチに停めた車の中で酒に酔った状態で性的関係を持っていた罪で現行犯逮捕されています。このような違反のフルコースをする日本人がいたことはとても恥ずかしく、悲しく思います。このような暴挙は絶対にやめましょう。

皆さんのドバイ出張時のご参考になれば幸いです。

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